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意外と知らない石けんの話~石けんの起源について~

石けん工房

 

意外と知らない石けんの話~石けんの起源について~

 

 

この記事を読むための時間:15分

 

石けんって何から作られているのか、皆さんは知っていますか?普段何気なく使っている石けんには、実は深い歴史があり、その種類も様々です。石けんについて知らないままでは、どの石けんを使うのがいいのか迷ってしまうこともありますよね。そこで今回は意外と知らない石けんの起源から現在のように家庭に広まっていった歴史について解説します。それを踏まえて目的に応じた石けんの選び方や使い方を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

石けんのはじまり

 

石けんの歴史は、紀元前3000年頃までさかのぼります。古代ローマの時代、サポーという丘の上では羊を焼いて神に供える風習がありました。その際、焼いた羊から流れ出た油が木の灰に混ざってできた土が石けんの起源と言われています。今では、石けんは油脂をアルカリ剤で煮て作っています。しかしこの時はアルカリ性の木の灰が熱されていたことで、羊の油をアルカリ剤で煮るのと同じ役割を果たしたと考えられます。それがしみ込んだ土が、汚れを落とす力のある土として重用されていたのです。石けんのことを英語でソープ(soap)と言いますが、これはサポー(sapo)という丘の名前からきているとされています。また、時同じくしてメソポタミアでも石けんが作られていました。偶然作られていた古代ローマ違い、メソポタミアの人々は楔文字で石けんの製法を記しています。そこにも、油を木の灰と混ぜて煮たと記述されていました。

 

ギリシャ

 

石けんづくりの本格化

 

本格的な石けん製造が始まったのは8世紀ごろ、イタリアやスペインを中心とした地域でした。この時代の石けんは、動物性の油脂と木灰から作った軟石けんと呼ばれる種類の石けんです。しかし、この石けんには臭いがきついという大きな欠点がありました。動物性油脂を使っていることがその原因です。時代が進み、12世紀に入ると、これまでの動物性油脂に代わって地中海沿岸のオリーブ油を、木灰に代わって海藻灰を使用するようになりました。この石けんを硬石けんと言います。軟石けんと比べて硬いため、だいぶ扱いやすくなりました。また、植物性の油を使っているため臭いもせず、ヨーロッパ中に広まることとなりました。当時石けん製造が盛んだったサボナという地名が、現在フランス語で石けんを意味するサボンの語源になったともされています。

 

石けん

 

石けん大量生産のはじまり

 

ここまでの製造方法だと海藻から灰を作る手間がかかり、石けんを大量に作ることはできません。そのため使うことができるのは一部の上位階級の人々だけでした。しかし、18世紀頃にはフランスでアルカリ剤の合成に成功する人が現れます。アルカリ剤を人工的に作ることが可能になったため、石けんの大規模生産が始まりました。

 

また、フランスに遅れること70年、ベルギー人研究家によって新たなアルカリ剤合成の方法が編み出されました。この方法を発明家の名前をとってソルベー法と呼ぶのですが、フランスで発明された合成方法に比べて低コストで高品質なアルカリ剤を作ることができたため、瞬く間に広まりました。そして、そこから30年ほど後、電解ソーダ法という食塩水を電気分解してアルカリ剤を取り出す方法が発明され、現在世界中で採用されています。こうして、石けんが大量生産され安価になるにつれて一般庶民にも利用できるものになっていったのです。

 

日本に入ってきた石けん

 

石けんが入ってくる前の日本では、サポニンが含まれる植物やアルカリ性の灰汁を使って洗濯をしていました。日本に石けんが伝来するのは戦国時代に入ってからです。オランダ船によってもたらされ、オランダ語のシャボンという名前で広まっていきました。この呼び方は第二次世界大戦前くらいまで一般的に使われていたようです。しかし当時石けんは貴重品だったため、手にすることができたのは将軍や一部の大名などほんの一握りの人々だけで一般庶民には遠い存在でした。日本で石けんが作られ始めたのは明治時代に入ってからで、洗濯石けんが初めに売り出されました。しかし、値段が高い上にこれまで使っていた海外のものに比べて品質も劣っていたようです。その後、花王が国産石けんを発売し、値段は少々張るものの少しずつ人々に広まっていきました。明治時代後半にもなると、値段も下がり一般庶民も石けんを使うことができるようになりました。

 

歴史

 

現在の石けんの種類【形状】

 

多くの人々の試行錯誤を経て一般に広まった石けんですが、現在では固形石けんだけでなく様々な種類の石けんが販売されています。ここからはそれらの石けんを形状と成分に分けてご紹介します。まず形状で分けると、固形石けん、紙石けん、粉末石けん、液体石けんといった種類があります。固形石けんと液体せっけんでは、使われているアルカリ剤の種類が違います。それにより、融点が異なってきますので、なるべく早く溶けてほしいものは融点の低い水酸化カリウムが使用されているものを選ぶのがよいでしょう。

 

固形石けんは基本的に手のひらサイズの石けんで、洗濯用になるとそれより大きいサイズのものもあります。紙石けんは、固形石けんを紙状に薄くスライスしたもので、固形石けんに比べて持ち運びやすいのが特徴です。粉末石けんは主に洗濯に使われるもので、固形石けんよりも水に溶けやすいという利点があります。液体せっけんは液状以外にも、ゲル状や泡状で出てくるものなど近年様々なタイプが発売されている種類の石けんです。洗浄効果や節水効果があり、宿泊施設などでは補充がしやすいという点からも重用されています。

 

現在の石けんの種類【成分】

 

成分によって石けんを分けると、化粧石けん、薬用石けん、洗濯用石けん、台所用石けん、雑貨石けんといった種類があります。化粧石けんは身体や顔を洗うための石けんで、化粧品に分類されます。一見石けんのように見えても、合成固形石けんは石けんとは違いますので注意してくださいね。薬用石けんは、殺菌消毒効果のある石けんです。身体(主に手洗い)や食器、ふきんなどに使用するのがよいでしょう。こちらも、逆性石けんや両性石けんと書かれているものは石けんとは異なりますので注意してください。こちらは医薬部外品として扱われています。

 

洗濯用石けんには、手洗い用の固形タイプと洗濯機用の粉タイプがあります。溶けやすさが変わりますので、洗濯の仕方によって使い分けをしてください。台所用石けんは、食器洗浄に使う石けんです。最近では食器洗い機で使用できるように成分を調整した石けんも出てきています。最後に、雑貨石けんはペット用、手作り、輸入の石けんなどが当てはまります。販売するときには、これまでに出てきた化粧石けんや薬用石けんと表示することができません。特に手作り石けんを販売したいと考えている方は注意が必要です。

 

まとめ

 

いかがでしたか?今回は紀元前3000年までさかのぼって石けんの歴史をみてきました。長い人類の試行錯誤の末、現在私たちが使っている石けんがあるということがわかっていただけたのではないでしょうか。また、石けんの種類についても形状、成分に分けてご紹介しました。たくさんの種類の石けんが販売されていますが、用途に合わせて適切なものを選んで使うようにしてください。また、手作り石けんを販売したいと考えている方は、表示に注意が必要です。化粧石けんや薬用石けんなど、法律で基準が定められていますので、手作り石けんの場合は雑貨石けんと表記するようにしてください。石けんについて正しく知ることで、より豊かな生活とお肌の健康を保ってくださいね。

 

 

石けんのOEM生産や沖縄石けんなら『First Penguin』

First Penguin(ファーストペンギン)

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First Penguinでは、手作り石けんの販売からOEM生産までを行なっております。自社商品は「沖縄の大地の恵みが詰まった石けん」をコンセプトに「くちゃ」や「月桃」「シークワーサー」などの沖縄素材を使い「コールドプロセス製法」で1点1点手作りしています。OEM生産も承っておりますので是非ご相談ください。

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